ふぁみたね

皮ごと食べれるみかんがある?その皮の栄養と加工に迫る

1. 皮ごと食べてほしいみかん
2. ミカンの栄養
3. 皮に含まれるヘスペリジンとは?
4. 皮に含まれるβクリプトキサンチンとは?
5. 味香みかん商品紹介

1. 皮ごと食べてほしいみかん

食したみかんの味が忘れられなくて、自分で栽培してみようと一念発起された生産者がいます。佐賀県唐津市の山間に移住し4年。定年退職し、まったくの素人が、出会った時の鮮烈な味と記憶を頼りにミカン作りと向き合っています。

  

そのミカンは普通のミカンの半分以下しか収穫にこぎつけない、病害虫に弱く、植物生理現象(自己防衛)である落果や裂果が多い、生産者がきわめて少なく栽培するのに困難な品種なのですが、「あのミカンの味が忘れられなくて」、挑戦が続いています。

この希少なミカンには『味香みかん』(みかみかん)と名付け商標登録の認可をいただいています。名前を、“味香” と付けたのは、味と香りが素晴らしかったからとのこと。その上、食べた後には心地良い味のハーモニーが長く余韻として残ったことが最大の理由です。それらを素直に文字で表したかったのです。

そして、これまでは捨てていた外の皮も余すとこなく、丸ごと食べることができます。
この『味香みかん』には果実もさることながら、外側の皮に機能性成分である β-クリプトキサンチンが、100g当たり7940㎍という桁違いの含有量が試験検査結果で明らかになったのです。しかも、この β-クリプトキサンチン の持つ機能が、(文科省や果樹研報等によれば)成人病の予防効果に優れているというものなのです。
皮ごと食べてほしいというのは、その栄養を余すことなく取り入れてほしいから。そしてみなさんを笑顔にしたいから、その思いで頑張っています。もちろん減農薬栽培に取り組み除草剤は一切使用せず手作業で草を抜き、収穫前の防腐剤散布やワックスかけ等も行っておりません。希少な皮ごと食べられるミカンだからこそ愛情を込めてこだわって栽培しています。

β-クリプトキサンチンについては、後述していますので是非お読みください。

2.ミカンの栄養

ビタミンCで免疫力UP
ご存知の方も多いですが、ミカンはビタミンCを豊富に含んでおり、ミカン3個ほどで1日に必要な分を摂取することができるといわれます。ビタミンCには免疫力を高めウイルスや細菌に対して体を守ろうと作用するので風邪などの予防に期待できます。さらに、活性酸素を除去し体の酸化を防ぐので、ガンや心臓病の予防、老化のスピードを抑えてくれます。
健康維持に
体内に鉄を吸収する手助けもし、コラーゲンの生成に必要なビタミンCは、関節や骨、肌や血管など体全体に重要な役割を持つ栄養素です。

ビタミンP(ヘスペリジン)で血管強化


ミカンのスジにもっとも多く含まれるヘスペリジンは、毛細血管を強くして、高血圧や動脈硬化を予防してくれます。
最近では花粉症によるアレルギー症状に対して抗炎症作用の効果が期待されています。

骨粗しょう症の予防にも
ミカンには、βクリプトキサンチンがほかの果物に比べて多く含まれており、2012年12月にはミカンをよく食べると骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防できることが、果樹研究所の研究より発表されています。
βクリプトキサンチンとは天然色素であるカロテノイド色素の一つで必要に応じて体内でビタミンΑに変換され、体の機能を維持するために働きます。

3.皮に含まれるヘスペリジン

ヘスペリジンとは、ミカンの皮の内側の白い部分やスジに多く含まれるビタミンPとも呼ばれるフラボノイドの一種です。植物の苦みや渋み、色のもとになる成分をポリフェノールといいますが、フラボノイドは、その一つ。もともと、植物が外界の刺激から自分を守り、酸化を抑えるために作り出している物質です。


ミカンを食べるときにスジを丁寧にはずして口にしている方が多いと思いますが、そのスジの部分に私たちの健康に効果的な成分があったのです。

血流の改善で冷えや高血圧を予防
ヘスペリジンには、活性酸素を除去する抗酸化作用や、毛細血管と呼ばれる末梢血管を強化する作用があり、体内の細胞に酸素や栄養素を十分に与え血管の構成に役立ちます。
それは、手や足先の末梢血管の血流が良くなることで体温の上昇を促しているのです。
冬場に天日干ししたミカンの皮やゆずをお風呂に入れることで全身がポカポカした体験をお持ちの方も多いはずです。
また、ヘスペリジンには血圧の上昇を抑制する作用や、血中のコレステロール値を改善する作用、抗アレルギー作用、骨密度の低下を抑制する作用などが期待されています。
さらに、ヘスペリジンはビタミンCの吸収を促進する作用も持つため、ビタミンCを効率的に摂取するためにも利用できる成分です。

今度からミカンを食べるときは、スジを取らずに食してみてはいかがでしょうか?

4.皮に含まれるβクリプトキサンチンとは?

βクリプトキサンチンとは、みかんやとうがらし、パプリカなどに含まれる天然色素の成分でカロテノイドの一種です。ミカンの橙色はこの色素によるものです。これらは活性酸素の発生を抑え、取り除く作用を持っています。このため活性酸素の働きで作られる過酸化脂質が引き起こす動脈硬化を予防したり、老化やがんの発生に対しても効果があると考えられています。
カロテノイドは自分の体内でつくることができないため野菜や果物を食べることで摂取しないといけません。
そんなカロテノイドの仲間であるβクリプトキサンチンはミカンにオレンジの10倍近く含まれており、ミカンを食べることで生活習慣病の予防に期待され、βカロテンやリコピンなどの他のカロテノイドよりも長い期間体内に蓄積されるため、継続的に健康をサポートしてくれます。ただ、βクリプトキサンチンは喫煙や飲酒による影響を受けやすいので、βクリプトキサンチンを有効に役立てていくには、お酒も喫煙も控えるようにしていくのが賢明のようです。

① 骨粗しょう症の予防

βクリプトキサンチンは骨代謝の働きを助けることにより、骨の健康に役立つことが報告されており、その摂取により女性に多い骨粗しょう症の予防や、健康な骨の維持・形成に有用である可能性が農研機構・果樹研究所の調査により示唆されています。

② 2型糖尿病や脂質異常症の予防

β-クリプトキサンチンに強力な抗酸化作用があり、耐糖能が改善すると考えられ、 農業・食品産業技術総合研究機構は、浜松市での10年間の追跡調査の結果、β-クリプトキサンチンを多く摂取すると、2型糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の予防に有用であるという研究を発表しています。高脂肪食下による脂肪細胞の肥大化を抑制し耐糖能を改善し血中インスリン量を低下させます。

③ がんの抑制効果

みかん1個に1~2ミリ㌘含まれ、黄色のもとになっているβクリプトキサンチンに強い発ガン抑制作用があることがわかり、作用の程度は同じ色素のカロチノイドの一種で、ガン抑制物質として知られるβカロチンより5倍も強かったのです。

④ 美肌効果

ヒトの表皮細胞を用いた実験で、β-クリプトキサンチンはヒアルロン酸合成酵素の活性化を誘発し、ヒアルロン酸の量を増やすことが分かりました。また、表皮の水分保持のために存在しているアクアポリンという器官の発現量が増えるということもわかっており、美肌の維持に有効であることが示されています。

ミカンを多く食べている人ほど生活習慣病の罹患が少ない理由は、コチラから。

恵味香HPより

5.味香みかん商品紹介

味香みかんは、機能性成分である β-クリプトキサンチン が、100g当たり7940㎍という桁違いの含有量が試験検査結果で出ています。この β-クリプトキサンチンの持つ機能は様々な研究により、成人病の予防効果に優れている注目の成分です。

味香みかん 生食

味香みかんジュース (果汁&皮まるごと)

マーマレード

ソフトドライミカン

味香ん酢(丸ごとミカンのお酢)

味香みかんの栄養を丸ごと摂取できるよう考えられた商品です。
一番のおすすめはやはり生食のみかんですが、加工を施すことで味わい方に幅がでます。
是非一度ご賞味いただき皮ごと食べられる味香みかんパワーを感じてみてください!

https://www.megumika.com/
(恵味香HP)