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パクチーの魅力、栄養素、そして美容効果はいかに!?

1. パクチーの魅力とは?
2. どんな栄養素があるの?
3. 美容効果は?
4. パクチーの注意点
5. 美味しいパクチーレシピ

1. パクチーの魅力とは?

パクチー特有の香りが苦手な人もいらっしゃいますが、この香草風味に病みつきになる人が段々増え、認知度が広がるにつれアジアン料理店では独自のメニューも倍増し、大手食品チェーン店でパクチー風味の商品が数多く販売され、パクチー人気に火がついています。特に女性層への人気が高く、自宅でアジア料理のレパートリーに取り入れる方も増えています。

パクチーはセリ科のハーブ植物の一種です。中国やタイでは「香菜(シャンツァイ)」、英語では「コリアンダー」または「チャイニーズパセリ」と呼ばれています。東南アジアなど、よく料理に使われ葉の部分だけでなく、種もコリアンダーシードとして販売されています。粒のままのコリアンダーシード(ホール)は食感を楽しみ、粉末状のコリアンダー(パウダー)は、炒め物やスープの香りづけなどに活躍します。

2. どんな栄養素があるの?

パクチーには高い栄養価があり、ビタミンB1、B2、C、 Eや、パクチーの主な栄養素である体内でビタミンAに変わる、β(ベータ)カロテンが豊富に含まれています。

その他、特徴的な栄養素
(可食部100g中・生)

ビタミンA(β-カロテン):1800μg.
ビタミンC:45μg.
ビタミンK:190μg
カルシウム:100mg
カリウム :450mg
(薬膳・漢方調べ)

 

ビタミンB1・・・・エネルギー代謝を助けるビタミンで、水に溶ける水溶性ビタミンの
ひとつです。 ビタミンB1は、糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。また、脳の中枢神経や、手足の末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。

ビタミンB2・・・・水溶性ビタミンのひとつであるビタミンB2は、糖質、たんぱく質、脂質の代謝の為のエネルギー産生に関与する補酵素として働きます。発育促進に大切な役割があり、皮膚や粘膜を健やかに守る働きをしています。

ビタミンC・・・・歯、軟骨、毛細血管などの健康維持や正常化する働きがあり、皮膚のメラニン色素の生成を抑え紫外線から皮膚を守り、ストレス、風邪などに対する抵抗力をアップさせます。抗酸化作用、動脈硬化の予防や老化防止などの効果があるとされます。

ビタミンE・・・・強い抗酸化作用があり、細胞の酸化や老化防止に効果的で血管の健康維持や血中LDLコレステロールの酸化を抑制する働きがみられ、血流の正常化で冷え性、頭痛、肩こり改善の改善する働きがあります。

ビタミンA・・・・体内に入ると必要量がビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を高める効果が期待され、視覚の正常化などの役割も果たすといわれています。また疲労感の軽減や肌を健やかに保つなど様々な効果があります。

カリウム・・・・・体内の過剰なナトリウムや水分や老廃物を排出し、ミネラルバランスを整える働きがあり、むくみや高血圧を予防効果、その他デトックス効果が期待できます。

3. 美容効果は?

美肌効果
ビタミンB1・B2・C・E・Aなどのビタミンが細胞の再生を助け、肌が生まれ変わるサイクルをスムーズにする働きをし、健やかで弾むような肌を守ってくれます。ビタミンB2は肌とエネルギー代謝のビタミンと言われ、脂肪の代謝や細胞をサポートし、年齢に関係なく、なめらかな肌、そして健康な美をもたらし、ビタミンEは肌にシミやシワなどできにくい肌を作ります。さらに美肌に働きかけるビタミンC、B1・B2も含まれており、ビタミンCはコラーゲンの生成が促され、肌にハリ、ツヤを与え弾力を保ちます。鉄分の吸収率アップで血行がよくなり、新陳代謝促進や冷え性改善など相乗効果による美肌効果に期待があります。

抗酸化作用とデトックス効果
ビタミンA(βカロテン)、C、E、カリウムが、大豆の数倍とも言わる体のサビを防止する、非常に高い抗酸化作用により細胞の老化を防ぎ、シミやそばかす、シワを予防する効果が期待されます。さらにはダイエット中に不足しがちなカルシウム・マグネシウムなども含んでいます。特に「硫黄化合物」という成分が多く含まれ、この成分は体内にある毒素と結びつきやすい性質を持ち、この成分が毒素と絡みあって体外へ排出し、腸内環境が整えられ体の中からキレイにしてくれる効果が期待されています。

香り成分の効果

パクチーには特有の香りの元である「グラニオール」と「リナロール」成分があります。
あの香りを嗅ぐだけで、鎮静や鎮痛のリラックス効果を得られ、食欲が増進され、腸の動きが活発化する効果が期待できます。もちろんパクチーを摂取すると、腸内でも消化を促してくれるので、疲れた体へ負担をかけにくい食材ともいえます。
またストレスやホルモンバランスを調整する効果も期待され、エストロゲンの分泌を助ける効果があるそうです。 エストロゲンは自律神経や月経の安定、新陳代謝など、ホルモンバランスを調え、美肌や美しい髪への効果があると期待感が高まっています。

グラニオール: 抗菌や抗カビ効果があり、女性ホルモンエストロゲンの分泌を促しホルモンバランスを正常化し、皮膚の保湿、弾力の回復など更年期障害の予防や自律神経の調整、脂質代謝を促す。

リナロール: 鎮静作用、ストレス性の頭痛や偏頭痛に効果的とされ、免疫力が向上し、降血圧作用や抗菌・抗ウイルス作用で風邪などの感染症予防に良いとされ、消化促進、食欲増進、腸内のガス排出を促すなどの整腸作用があります。

漢方の世界では、パクチーは胃腸の調子を助け消化を促し、血液を浄化するなどの働きがある香菜で、この独特の香りが気のめぐりを改善するといわれています。定期的にパクチーを食べることによって、徐々に体質改善への効果も期待できるといわれています。

4. パクチーの注意点

パクチーの過剰摂取による弊害については、明確な根拠は今のところありませんが、消化促進作用があることから、人によっては下痢、腹痛、蕁麻疹が出たりするケースもあるので適量を心がけ食べる量には気をつけましょう。さらに、香り成分であるゲオニオール・リナロールにより頭痛や吐き気を引き起こす恐れも挙げられていますので、一日の目安となる摂取量など具体的にはありませんが、目安としてご自身の味覚を大切にし、サラダや汁物に添えて「美味しい」と感じれば、過剰摂取とは言えない場合が多いです。

しかし不安な方は1食につき10g程度、料理の仕上げにひとつまみ彩りに乗せてアジアンな風味を楽しむことをお勧めします。その他、皮膚の痒みや炎症、アレルギーなどを引き起こす可能性や、カリウムを多く含むため過剰摂取は、腎臓や心臓に負担がかかるので注意し、また血糖値、血圧の低下があり得るので、糖尿、低血圧、その関連の薬を服用している人、または授乳中、妊娠中の影響に関しては不明のため大量の摂取は注意しましょう。

5. 美味しいパクチーレシピ

冷え性改善メニュー
(海老も体を温め、老化防止効果の食材です)
にんにくをごま油で香りが出るまで炒め、海老を軽く炒め、紹興酒(料理酒)で香り付けしパクチーを加え、塩こしょうで味付けし、砕いたナッツを入れ絡めます。

食欲増進メニュー
(ホタテは消化を促す食材です。)
生ホタテ貝とパクチーを、オリーブオイルとレモン汁、ナンプラーで風味付けし、トマトの薄切りをお皿に敷き、生ホタテとパクチーを乗せ、カルパッチョを見栄え良く盛り付けます。

パクチーが大好きな方も、そうでない方も、パクチーのパワフルな健康効果をぜひ、お試しください。香りに隠された美容やリラクゼーション効果、そして非常に高い抗酸化作用など日々の食卓に取り入れ、様々なストレス緩和にご活用してみてはいかがでしょうか?

ふるさと納税
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