佐賀ブランド米さがびよりの特徴、厳しい栽培基準

美味しいお米《さがびより》

お米を作る生産者の皆さんは、おいしさだけでなくその安全性にもこだわり、丁寧にお米づくりを行っています。大事に育てたお米が実り、収穫期を迎えます。
「毎日食べるものだからこそ、安全でおいしいものを」そんな思いを込めて生産者の皆さんは日々頑張っています。

ブランド米“さがびより”の特徴は

つやつやとしていてその粒はしっかり大きくもっちりとした食感で、噛むたびに甘みと香りが口中に広がります。

時間がたってもその美味しさはかわらず、お弁当などにも最適です。

お母さんは「天使の詩」。お父さんは「あいちのかおり SBL」。その二つの特徴を受け継いだ「さがびより」は日本穀物検定協会の米の食味ランキングで、デビュー以来9年連続特Aに評価されました。

天使の詩から受け継いだのはその食味。炊きたても冷めても美味しい光沢のあるご飯。一度食べたら忘れられないあの味!になること間違いなしです。

あいちのかおり SBLからは食味もさることながら病気に負けない品種の良いところを受け継ぎました。あいちのかおりSBLは農家泣かせのウイルス病である穂いもち病・縞葉枯病に抵抗性をもたせたことで防除回数の軽減につながりました。

佐賀県の期待の星となる、さがびより

佐賀県では平成10年頃に、中山間部では相変らずコシヒカリが作られていたが、平坦上部から山麓部にかけては、ヒノヒカリが全盛時代をむかえ作付面積も50%を超えるようになっていました。ヒノヒカリは作りやすい、収量も多く、良食味ではあったが、一つの品種に偏ってしまうのは、気象災害などのリスクを内含することにつながる。そのリスクを回避するために、佐賀農業試験センターでは熟期の違う良食味、良品質のオリジナル品種の育成を急ぐことになりました。

地球温暖化の影響を受け、登熟期の高温による玄米. 外観品質、収量の低下、いわゆる高温登熟障害が、西日本を中心に多発するようになってきました。西の横綱と呼ばれてきたヒノヒカリとて例外ではなくそのため、それに対応する品種の育成に期待されてきました。

佐賀県農業試験研究センターが10年がかりで研究・ 開発を行い、夏場の高温といった近年の気候変動にも対応できる新たな佐賀の期待の星として、「さがびより」は平成21年から佐賀県下でも本格的に栽培されています。

佐賀のおだやかな気候、肥沃な大地、豊かな水、豊潤な自然の恵みを生かして、農家は雨の日も風の日も、日々米づくりに励みます。気候が大きく変動する中でも知恵と努力を重ね、やっと迎えた収穫の日は、この上なく晴れやかな佐賀日和。

この思いをこめた「さがびより」は、これからの食卓をささえる佐賀県の誇りです。

さがびより育成のために生産者と生産地は登録制です。佐賀県内の優秀な生産者がさがびより米スター(マイスター)としてよりおいしい「さがびより」をつくるために地域条件や気象状況に応じた指導を現地で行っています。

さがびよりの厳密な栽培基準

その栽培基準はきびしく種まきから稲刈りまでしっかりと観察し、肥料の量や時期までも田んぼごとに見極めています。

①一等米比率100%
②整粒歩合70%以上
③玄米の水分含有15%
④玄米中のたんぱく含有6.8%以下
⑤出荷時は篩(ふるい)目、1.9mmを使用

上記の出荷基準を満たしたもののみが、さがびよりとして統一デザインの米袋で販売できる。また品質向上をめざし、県段階に「さがびより技術指導チーム」を置き、共同乾燥施設ごとには「さがびより米(マイ)スター」が任命されきめ細かい生産者への栽培技術指導を行っています。

おいしさを決めるのは玄米に含まれるたんぱく質の量。この基準をクリアし、更に粒が大きく、きめ細かい透き通ったお米を選んで出荷しています。

佐賀県ブランド米「さがびより」を口いっぱいにほおばって味わってみませんか。

 

 

 

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